ゆらゆら日記

風の向くまま気の向くまま

20220716-18 三連休

三連休だったが、ずっと外に出ていたので休んだ気がしない。

16(土)

遅めに起きてトーストを齧っていたらだいたい出発の時間になったので慌てて支度をし、家を出る。サンダルでまた靴擦れを起こして激痛に苦しんでいた。

オーケストラの練習に参加する。恋しい人が腕を振る。相変わらず好ましい肉体をしている。爽やかな色合いのシャツとシワのないスラックス、綺麗に磨かれた靴が好ましさに拍車をかける。

練習前、譜面台の不調を訴えて譜面台を受け渡したときに、少しだけ指先を掠めた。あ、と思った。たったそれだけで心をざわめかせるとは、なんと純情になったものか。

練習後、恋しい人に声をかけられる。顔が紅潮するのがわかった。短調のカルテットかクインテットをやりたい、とフォームに回答していたので、一緒にカルテットをやってあげよう、ということだった。恋した人間と音楽をやってよい方に転んだためしがない。できれば我々の関係に音楽を持ち込みたくなかったけれど、致し方ない。美しい音を間近で聴けるだけ役得なので楽しみではある。

夜、後輩の男の子に夕ごはんをご馳走する。可愛らしいだけの健気な男の子だと思っていたけれど、可愛らしくも健気でもなくなっていた。あるいは最初から、可愛らしくも健気でもなかったのかもしれない。人の変化を喜べないのは器の小さなことの証だけれど、可愛らしさとは特に惜しむべきものであるから、許されたい。

帰りの電車で眠ってしまい、乗り過ごして遠くまで行った。夜遅かったのであまり電車がなく、700円ばかり課金してやっとのことで帰宅する。疲れた。

 

17(日)

久しぶりに、日中に予定がなかった。米を炊いて、Twitterを見て、勉強をして、Twitterを見て、掃除をして、ゴミをまとめた。スーパーで買い出しするつもりだったけど、時間がなくなってしまったので、諦めて家を出る。エレベーターの鏡に映る自分が綺麗だったので満足する。本当に、日に日に美しくなる。恋は偉大である。

同期の男の子と自由が丘で飲む。仕事、音楽、絵画、文学、恋愛、人生など、我々を取り巻くあらゆることについて話す。毎日これだったら疲れるだろうけれど、半年に一度だと楽しい。それでも彼に対して恋心めいたものを抱くことはない。楽しく会話できることと、原始的欲求を抱くことに、関係はないらしい。

 

18(月)

朝9時からオーケストラの練習。お昼はロイヤルホストでデミグラスソースのオムライスを食べる。13時からパート練習。恋しい人が喋っているのでなんとかギリギリ頑張ったが、くたくたになる。疲労のあまり逆向きの電車に乗って爆睡してしまう。おかげで帰るのが1時間ばかり遅くなった。買ってきたお惣菜で晩ごはんにする。洗濯物が溜まっていたので洗濯した。