20250809_高千穂1日目
前日から九州に線状降水帯が停滞しているとかで、博多に着いたときにはしとしとと雨が降っていた。博多駅バスターミナルから高速バスに乗る。時折雨がざあッと強くなり、窓の外の景色がゆがむ。博多の街を抜けて久留米を通り過ぎると田畑が広がる。目の前の山に霧がかかって煙が昇っているように見えた。バスは次第に山を登り始め、乗車から2時間弱で熊本県に入る。小腹が空いたのでメープルワッフルを食べる。山、たまに町(あるいは村)と田畑、そしてまた山をゆく。美しく整えられた青い田を見ると米騒動が起きていることが不思議になる。この国の人口を支えるにはこの広さでは足りないのか。
九州で思い出すのは何と言っても俊寛僧都の足摺りで、「これ具して行け、せめては九国の地まで」といった悲痛の叫びを思うと遠くまで来たものだなあと感慨深い。平家物語ゆかりの地もいつか訪れてみたい。
山道をぐるぐると登り時折トンネルを抜け、15時過ぎに高千穂バスセンターに着く。旅程を決めるためカフェ「にじいろ 彩」に入る。わらびもちドリンクを飲みながらこの後の予定を決めた。
バスセンターから15分ほど歩いてあまてらす鉄道資料館に到着する。高千穂の鉄道の歴史を見た後、残存する鉄橋までトロッコで向かう。生憎のお天気でどんよりとした中しゃぼん玉が宙に舞っていた。
それから早めに夕食を摂る。地元の居酒屋「無我夢中」でサラダ、牛串、馬刺しなどを頼む。喉が渇く味付けだった。
20時から夜神楽を予約していたので高千穂神社に向かう。勘違いしていてホテルは天岩戸神社方面だったのでチェックインを遅らせてもらった。夜神楽を鑑賞したが繰り返し同じ音律、リズム、振り付けが続くので大層眠かった。観光客向けの4演目「手力雄」「天鈿女」「戸取」「御神体」終了後、岩戸屋からのお迎えのハイエースに乗って宿に向かう。けっこう遠い。
部屋に入るとお布団は敷いてあった。小さな大浴場でお風呂を済ませて寝た。
20250712_ミスドにての所感
印鑑登録をして印鑑登録証明書を発行したら45分かかるというのでミスドに来た。隣の親子の弟くんが兄くんのドーナツを欲しがって泣き叫んでいる。子育てって大変そう。子どもは理不尽だ。でもわたしは子どもを産みたいし育てたい。
2週間前に大学の先輩の1歳半になるお嬢さんとランチをした。シールでたくさん遊んでくれて、楽しくて、可愛かった。自分の子だったらどんなに可愛いかわからない。穏やかに幸せに子育てしているように見えて、憧れた。わたしもわたしの子どもと遊びたい、面倒をみたい。
子どもを産むには父親が必要で、でもわたしに男は要らない。どうしたらいいんだか。
弟くんがおててを拭いてもらえなくてまた泣き叫びそうだったけどこっそり手を振ったらにっこり笑ってくれてすっごく可愛かった。たぶん2歳くらいかな。お父さんお母さんに謝られたけどいっぱい見ちゃってこちらこそごめんなさいの気持ちではある。でも見ちゃう。
20241221-交際、おわり
そんなわけで交際の最短記録を更新した。3週間は交際とは呼ばないと思うので恋人としてはノーカンとする。年内に始末できて何より。
とにもかくにも住む世界が違いすぎた。日本語は通じるのに意味が伝わらない、伝わってもぼんやりした答えしか返ってこなくてコミュニケーションが成立しない。しかも知らないことを誤魔化そうとする。おまけに食事マナーもなっていなくて、それなのに自己評価が"上品"。一緒にいてものすごく退屈な上、ちらほら苛立つのでもうやめ。バイバイ。
20241129-婚活、おわり
私を好きだという人が現れたから、交際することにした。可愛らしい人だから、もしかしたら恋することはできなくても愛することはできるかもしれない。半年、来年の5月末まで、相手を大切にするということをしてみようと思う。
彼には本当に申し訳ない。これを最後にするから、今夜だけは泣かせてほしい。あのひとを大好きだった。本当に楽しかった。会うたびにきらきらした気持ちになった。手を繋ぐとうきうきした。キスが気持ちよかった。肌を重ねるのが心地よかった。優しい眼差しで見つめられると心が踊った。あの乾いた手で頭を撫でられると身体の芯が熱くなった。腕の中に飛び込んで匂いを胸いっぱいに吸い込むのが幸せだった。正真正銘のいい恋だった。あのひとはいい男だったし、わたしはいい女だった。わたしをあんなに可愛くできるのはあのひとだけ。あのひとにあんなに可愛い顔をさせることができるのはわたしだけ。叶うことなら一生添い遂げたかった。
でもあのひとはわたしをいらないから、わたしはわたしを欲しがる人にわたしを与えることにしたんだ。間違ってはいないはず。もう泣かない。今夜が最後。
20240825-縁結び参りはしご
午前中は東京會舘のお料理教室でパエリアを作った。あさりが美味しかった。魚介への火入れは別にするのがポイント。
午後は赤坂の日枝神社と赤坂氷川神社にお参りする。日枝神社はひとりで、氷川神社には友達と。氷川神社のおみくじは大吉だった。願いは叶うが油断すれば破れるとあった。気を引き締めていっそう邁進しようと思う。わたしの幸福な人生のために。
そのあととらやで宇治金時のかき氷を食べる。香りもよく、ほどよく甘く、美味しかった。共通の友人の結婚式を控えていることもあり、結婚の話をする。良い縁に巡り会いたいと思う。
前に得た縁を壊してしまったことを思い出してしまい、夜、久々に大泣きする。元恋人を大好きだったこと、大好きだったけれどどうにも合わなかったこと、致命的な違いを前になすすべなく崩壊へと至ってしまったことが、3ヶ月あまり経った今でも悲しい。本当にいい恋だった。綺麗で楽しくて激しくてうつくしい、愚かな、恋だった。何度でも思う。良い恋とは愚かな恋のこと。愚かにならない恋は恋ではない。さりとて愚かに恋に溺れればいつか破綻する。生きることは難しい。
20240717
久しぶりに少し泣いた。
寝る前に、好きな人とローマやパリやギリシャに行くことを想像した。一緒にいる相手への好意があればその旅行はとても楽しいだろうな、と思った。思って、気づいた。私が好きだったのは恋心そのものだったのだ、と。
恋心がもたらす高揚、快感、愉悦、そういったものが本当に楽しくて、心地よくて、だからその恋心を抱ける状態の男の人のことを好きだったのだと。
私が恋していたのは彼そのものではなかった。少なくとも、彼を愛してはいなかった。愛していたわけがない、だって彼が何者でもよかったのだもの。たまたま出会った、恋心を抱ける客体が彼だったというだけで、恋心を抱けるのなら別に彼である必要はなかった。
恋心をもう一度味わってみたいと思うけど、恋心に浸っていたら関係性は使い捨てになってしまうと学んだ。だからもう恋心を求めるのはやめた方がいいかなと思った時もある。でも恋心を捨てた信頼関係などというものを、果たして自分が望んでいるのか、よく分からなくなってきた。焦がれられ、求められ続けられたいけれど、それが果たせないから諦めているだけのような気もする。
結婚願望だって、結婚によって何を得たいのか、それを自分が本当に望んでいるのか、分からなくなってきた。早く落ち着いて安心したいし、子どもも若いうちに欲しいと思っているけど、自分がなぜそう思うのか、明確な答えが出せない。取り残される不安、誰からも選ばれなかったと思われることへの不安、子どもが発達障害児になりうることへの不安、経済的な不安、そういった不安から逃れたいのは確かにあるけど、あまり前向きな理由ではない。結婚への積極的な理由を思いつかない。