ゆらゆら日記

風の向くまま気の向くまま

20220614-16

幸福をキメすぎて馬鹿になってしまい、日記など手につかなかった。当然仕事中もうわの空で試験勉強もできやしない。あらゆることが今まさにはまっている恋に引き摺られておろそかになっている。

ひたすら幸福で──すべてがどうでもよくなった。夕飯はやきそばになるし、勉強は30分しかしていない。電気を消して布団に入っても寝つけない。爆発しそうな恋情を言葉に変えてようよう自己を保っている。

ほぼ12時間おきにやりとりをしている。お昼休憩の間に返事をすると、だいたいは日付をまたぐ頃に返事がくる。

美術館に行かないか、と持ちかけたのはこちらなので、断られなかっただけ幸運と思っていた。もしうまくいけば流れで夕食を一緒に食べられ、さらには、うまく誘えば少し不忍池周りを散歩できるかもしれないと、ムクムクと妄想を膨らませていた。それが、夕食のお誘いをもらった。天にも昇る心地がした。涙が滲み、うめき声が溢れた。

あまりに、あまりに楽しくて、何も手につかない。