20241129-婚活、おわり
私を好きだという人が現れたから、交際することにした。可愛らしい人だから、もしかしたら恋することはできなくても愛することはできるかもしれない。半年、来年の5月末まで、相手を大切にするということをしてみようと思う。
彼には本当に申し訳ない。これを最後にするから、今夜だけは泣かせてほしい。あのひとを大好きだった。本当に楽しかった。会うたびにきらきらした気持ちになった。手を繋ぐとうきうきした。キスが気持ちよかった。肌を重ねるのが心地よかった。優しい眼差しで見つめられると心が踊った。あの乾いた手で頭を撫でられると身体の芯が熱くなった。腕の中に飛び込んで匂いを胸いっぱいに吸い込むのが幸せだった。正真正銘のいい恋だった。あのひとはいい男だったし、わたしはいい女だった。わたしをあんなに可愛くできるのはあのひとだけ。あのひとにあんなに可愛い顔をさせることができるのはわたしだけ。叶うことなら一生添い遂げたかった。
でもあのひとはわたしをいらないから、わたしはわたしを欲しがる人にわたしを与えることにしたんだ。間違ってはいないはず。もう泣かない。今夜が最後。